自忘録(どこぞの男の書評です)

税金を減らすことは節約より効果的かも

日本国民なら納税の義務がある。つまり払う必要のある税金は払う必要がある。
しかし、払い過ぎた税金は返してもらえる権利がある。そして返してもらうには申告が必要になる。
※特にサラリーマンは払う時は自動、還付するには申告が必要と差がある。
つまり、こうすれば税金を控除できるということを知らなければ払ったまま終わってしまうのだ。

 

大前提として逃税と脱税は異なる。本書の逃税は節税の意味合いが強いので安心して本書の知識を使うことができる。
グレーゾーンはグレーゾーンと書いてあるので、そこは実行しないように。
以下、大枠を紹介します。少しでも興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

 

第一章
お金持ちが上手く税から逃げている方法を紹介している。
タックスヘイブンって聞いたことありますか?

 

第二章
個人と会社のそれぞれの逃税術を紹介している。
プライベートカンパニーについて調べたくなる章。
今まで青色申告が全てにおいて得だと思っていたが違った。
白色申告にも良い点は多々ある。要は使い分けが大切。

 

第三章
不動産と節税のつながりを解説してくれている。
タワーマンションが節税になると知っていても理由をここまでわかりやすく解説している本はなかなかないと思う。
面積と値段のバランス!高層階のブランドが鍵。

 

第四章、第五章
サラリーマンと逃税について解説。おそらくサラリーマンは逃税から一番かけ離れている職業。
しかし、だからこそ実施したい内容がつまっている。知らないことは恐ろしい。

 

第六章、第七章
具体的にどのような費用が控除対象になるのかを記載している。
えっ!それが!?という項目も多い。
平成29年から医療費の控除条件が緩くなったので上手く活用したい。
領収書を5年とっておくことを条件に確定申告すればよくなった。

 

トータルで知っていて損しない内容。正確に言うと知らないと損する内容でした。
実行するしないは別にして、知っているべき内容だと思う。学校で税金については教えてくれなかったと思うので。

 

著書紹介

題名:税金を払わずに生きてゆく逃税術
著者:大村大次郎
出版:悟空出版
2018年3月4日、初版発行

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