自忘録(ニッポン2021-2050)

ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

私は普段対話形跡の本をあまり読まない。なぜなら片方がもう片方を崇拝しきっているパターンが多いから、全然面白くないパターンだ。
その点本書は違う。メディアアーティストである落合氏と元都知事の猪瀬氏は互いが互いをリスペクトしている。だから言いなり感が出ていなくて良い。

 

現状のシステムにテクノロジー方面からアプローチ考える落合氏と行政の内部にいた猪瀬氏の経験則による考え方が上手くかみ合っている。
世の中の未来を考えるうえで、こういう考え方もあるのかというヒントになる書籍だった。

 

中でも落合氏の大切にしている"歴史を知ること"、"論理的に言語化する必要性"は共感できた。
Aiを初めとしてコンピュータが人間の社会にかみ合って来る社会において、新しいものを生み出す人間に求められるものがコレでしょう。

 

参考文献

『ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法』
著者:落合陽一 猪瀬直樹
発行所:角川書店
ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

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