部下を持ったら知っておきたい7つの技法

ほんのちょっとの工夫ですぐれたリーダーになれる。
「仕事を教える」「人を動かす」「チームをまとめる」「計画立案」など、77のノウハウを紹介してくれている。
対象は社会人の主任、係長、課長など人を使う立場の人。特に一般社員を使う主任向け。
人を使うのが苦手な人は、単純に人の使い方を習っていなかっただけなのです。
人を使う研修なんてなかったのではないでしょうか?

 

もちろん一般社員も知っておいて損はない。3年ほど勤めれば一緒に働く社員、後輩もできるだろうと思います。
そんな時にも本書の内容は役に立つ。

 

ちなみに本書では主任、係長クラスをリーダーと呼称しているみたい。
また、課長、部長を上司と呼称している。

 

指示をする技術

「指示」ができればリーダーの役目の半分は果たすことができる。
しかし、「指示」の仕方を会社では教えてもらえないでしょう。
コツは4つの内容を「指示」に盛り込むこと。

相手先を伝える

ターゲットは誰かということ。社外の人かもしれないし、上司かもしれない。

期限を伝える

早めにではいつまでだか分からない。具体的な期限を与えよう。

何をどのようにするかを伝える

仕上がりの姿を具体的に伝えよう。意識のすり合わせを念入りにしないと2度手間。これが一番のタイムロス。

なぜ、そうするかを伝える

これを伝えないと受け身になってします。能動的に人を動かした方が本人のためだし、何よりクオリティが上がる。

ミーティングの技術

ミーティングの目的は「共有する」「意見交換する」「決定する」

当たり前かもだけどここは重要。部下とのコミュニケーション、スキルの習得具合などを把握できれば「指示」もしやすくなるはず。

ものの見方を変える技術

「問題点」「改善点」「気配り点」を探すのはリーダーの仕事

業務フロー図を作成して部下に展開できれば、仕事効率はグッと上がるはずです。
私が新人の時はこれを説明できた人に付いて行っていました。

計画を立てる技術

計画は終わりから立てる。そしてよく分からなくても最後まで作る

よく分からないこととあいまいにしておくことは違う

とにかく一度考える。分からないことは何が分からないのかを考えながら計画を立てましょう。
「計画」は「指示」をする際にも強力な武器になるし、上司への報告ツールとしても優秀なので何かと便利。
作るのは骨ですが、それに見合う価値はあります。

教える技術

理想は仕事の手本を見せつつ、仕事の面白みをつかませること

なにか1つくらい仕事の面白みを掘り起こして、後輩に教えよう。

理屈を教えることができれば応用が効くので「指示」できる内容の幅が広がる。

これは時間がかかるが、ぜひやりたい。
教育に叱ることは必要。何も怒鳴れとは言っておらず、諭すように伝えても良い。
注意点としては相手を辱めてはいけないという事。1対1で丁寧に伝えよう。

上司を動かす技術

上司とコミュニケーションをとろう。リーダーの成功の半分は上司が握っているのだから。

チームをまとめる技術

チームの役割と戦力を常に把握したい。
そのための「ミーティング」だったりコミュニケーションになります。

 

他にもたくさんあったけど自忘録はここまで。
他の内容は本を見返すことにする。

 

著書紹介

題名:不安・苦手ゼロ! 人を使うのが上手な人のリーダー(上司)のワザ
著者:黒川勇二
出版:明日香出版社

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