GAFA×BATH米中メガテックの競争戦略

私は中国市場に疎かったと改めて実感した1冊でした。

 

本書は5ファクターメソッドと呼ばれる著者独自の目線で各企業を分析している。
SWOT分析、PEST分析、3C分析、業界構造分析を複合的にみているイメージだろうか。

 

前提としてGAFAとBATHは米中のメガテック以下を示す。
・アメリカ企業
G:グーグル
A:アップル
F:フェイスブック
A:アマゾン

 

・中国企業
B:バイドゥ
A:アリババ
T:テンセント
H:ファーウェイ

 

本書ではグーグルとバイドゥ、アップルとアリババ、フェイスブックとテンセント、アマゾンとファーウェイを対比して分析を行っている。
厳密には専門分野が違う点もあり対比になっていないところもあるが、比較内容は丁寧にまとめられている。

 

 

いろんな分析方法の要素

・SWOT分析
強み、弱み、機会、脅威
・PEST分析
政治、経済、社会、技術
・3C分析
自社、顧客・マーケット、競合
・業界構造分析
参入障壁、買い手の力、供給者の力、代替品の力、競合

 

私は中国企業についてほぼ知識ゼロの状態で読んだのでやや難しく感じたが、読後はちょっと詳しくなったと感じた1冊でした。

 

参考文献

『GAFA×BATH米中メガテックの競争戦略』
著者:田中道昭
発行所:日本経済新聞出版社
GAFA×BATH米中メガテックの競争戦略

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